【緊急投稿・医師が解説(4)】コロナストレスと潜病リセット術

政府は4月16日、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐための、緊急事態宣言の対象をこれまでの7都府県から全国に広げることを決めました。新型コロナウィルス感染に対する恐怖や外出自粛要請による生活環境の劇的な変化は多くのストレスをもたらします。ストレスを起因とする「潜病」と潜病リセットの方法について5回に分けて解説していきます。
2020/05/04

感情を抑え込んでいるとストレスになる

コロナウィルス感染拡大による、生活や仕事環境の変化で、自分の感情を抑え込んだり、不安を感じないようにする場面も多くなっているのではないでしょうか。

 

けれども、感情を抑え込んでばかりいると、それもまたストレスになります。

 

反対に友達と食事をしながら大笑いをしたり、感動する映画を観て涙を流した後、気分がスッキリしたという経験はありませんか?

ナチュラルキラー細胞を活性化させる

笑ったり、泣いたりして自分の感情を解放すると、ストレスが発散されるのです。

 

これには、きちんとした理由があります。

 

笑うと脳内には幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが増えます。

 

このセロトニンは心身の緊張を和らげて副交感神経を優位にする働きがあるので、ストレスが解消されるのです。

 

しかも、笑顔をつくるだけでその効果が得られると言われています。

 

このほか、笑いには脳の機能を高めたり、がん細胞やウィルスを退治する役割のあるナチュラルキラー細胞を活性化して免疫力をアップさせる効果があります。

 

「笑う門には福来たる」の言葉通り、笑いには私たちに様々な恩恵を与えてくれるのです。

 

一方泣いた場合も、脳内に変化が起きます。

 

涙を流すと脳内には快楽物質と言われるβエンドルフィンが増えます。

 

そのため、気分がよくなり、笑うことと同様に、副交感神経の働きを活性化させる効果があるのです。

「泣き」「笑い」の時間で、リフレッシュ

暗いニュースや不安定な状況が続いていると、気づくと眉間にしわを寄せて険しい顔になっていることも多いと思います。

 

そういう時は笑うための時間をつくってみませんか?

 

最近はオンラインでのコミュニケーションも以前よりスムースにできるようになってきています。

 

気の合う友達と、顔を見ながらオンライン飲み会をするのも良いでしょう。

 

新しいコミュニケーションツールを覚えることも、日常とは違う刺激になってよいかもしれません。

 

もし、「疲れすぎていて自然に笑えない」「嫌なことがあって笑う気分じゃない」というときは、涙を流すための時間を設けて、思い切り泣いてしまいましょう。

 

人の目があると泣けないという人も多いでしょうから、部屋に一人きりになって、泣ける映画やマンガを見たり、悲しい音楽などを聴いたりして涙を流してください。

 

そのとき部屋は暗めにするのがポイントです。

 

薄暗いと副交感神経が優位になりやすく、涙が出やすくなります。

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