【毎分10万文字・誰でもできる速読脳トレーニング】8.これがアメリカ式速読法だ

アメリカでは、ケネディ大統領やカーター大統領が速読法を学んだことが知られています。
2020/03/24

エリート層は速読法を習得する

大統領は厖大な書類に眼を通さなくてはなりませんから、当時は、大統領に就任すると、必ず、速読法を学ぶことになっていたとのことです。

 

また、アメリカに留学したときに速読法の講座の受講を勧められたという話を、私の教室の複数の受講生からも聞きました。アメリカでは、日本の大学よりもはるかに大量の文献資料を読むことが課題とされることはよく知られています。

 

ですから、エリート層は速読法を習得することが当然のこととされているのです。

 

その背景には、今述べてきたような、速読法が、読書心理学に基づいて研究された長い歴史があるわけです。

さて、図を比べてみてください。

 

これらの図を比べると、読むのが速い人は、楕円の囲みで示した「1回の停留で読み取る範囲」が広いことが分かります。

 

この範囲のことを、認知スパンと呼びますが、厳密には、〔文字数÷停留の数〕で計算される値です。

 

このことから、認知スパンを拡大すれば、速く読めるのではないかというアイデアが生まれ、これを原理とするトレーニング法が考案されました。

 

すなわち、アメリカ式速読法の原理は、「認知スパン拡大」です。

 

認知スパンを拡大して、読書時の眼球運動を、図1から、図2に改善するのです。

 

その結果、読書速度が普通または遅い人を、速い人に変えることを目指すというわけです。

 

アメリカ式速読法では、認知スパンを広げるために、たとえば、一行を強制的に4分割して読むトレーニングをします。

 

それをさらに、3分割、2分割と、1回の停留で読む範囲を段階的に広げていこうとします。

 

日本では、ブロック読みという言葉で知られている読み方です。

 

このようなアメリカ式速読法は、一応すべての文字に眼を通すという点では、拾い読みや飛ばし読みとは言えないのですが、そのかわり、速度はあまり速くなりません。

 

理論的に考えても、日本語に換算して2500字/分程度。実際の結果は2000字/分に達する例は少ないようです。

 

それでも、平均的な読書速度から見ると、2倍以上になりますから、パターンの決まった事務書類を読むのであれば、実際に役立つものと思われます。

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