1は、一般に人生の目的といえば、出世、結婚、子供、マイホームなどでしょうが、そのほかに、自分に眠っている可能性を探す、心がけを持っていることです。
2は、社会は共同体でできていることをわきまえ、自己中心主義を自立と履き違えない、知的精神の持ち主であること。
3は、どんなに高い目的、目標を掲げても、日々の生活の積み重ねを大事にし、目の前にある責任や義務をクリアしていく能力を持っている。
4は、少子高齢化の時代に、家事も育児も生活上必要なことが自分でキチンとできる。
自分が持つ見えない部分の内的な魅力を、一体どのように表現すべきかが大事なのです。
表現次第で自分を生かす魅力が人に与える影響を、大きく分けていきます。
人を動かすリーダーは、外見の良い印象を与えながら、自分の人格を認めてもらえることが重要です。
健康な体を創りあげても、人間は他の動物と違い、裸で歩くわけではありません。
必ず身にまとう衣服があります。
文明文化の進歩と発達・発展により、衣服は身を整えるだけではなく、時代を反映する流行、属する階級、主義主張を、衣服を通じて飾りつけ、彩られ、時間や費用を多大に費やし、見栄や虚栄、豊かさの象徴にもなってきました。
衣服とは、衣服をまとう人間の生活すべてのことを表すことになるのです。
「美容」「服装」を「うわべ」と侮蔑する人に、およそ魅力的な人が少ないと思っています。
衣服を含めたファッションへの思い入れやさまざまな願望に終止符が打たれることは、人類が滅亡しない限り未来においてもあり得ません。
宇宙へ飛ぶにしても、宇宙服が必要不可欠で、機能のみではなく、カッコよいデザインが活力を生みます。
自分を生かし、人を動かす存在に成長するためには、生きている限り服装を研究することが必要で、魅力的な若さを維持する原動力にもなります。
生理的な第一の皮膚にも、手入れやいたわりが必要なように、衣服という第二の皮膚にも心を行き届かせるのは当然です。
また、経済動向を探るときによく使われるのが、デパートの婦人服の販売実績。女性の服の販売加減がこの国の経済にまで影響を与えるのです。
私たちと衣服の関係は、切っても切れず、衣服を通じ自分を表現するのが『服装法』です。
洋服とは、暑さや寒さを凌ぐだけではありません。趣味、嗜好品的な側面もある商品です。
そして、工夫や意匠を凝らしたデザインの流行は、時代の象徴でもあります。
生活が豊かな時には、主婦もワーキングウーマンも高級な洋服を気軽に何枚でも買い込みます。
それがタンスの肥やしになってしまおうとも。
ところが不景気になると不要不急なものは自然に購買しなくなります。
毎年新しいデザインが発表されるとすぐに買っていた人も枚数を控えるとか、場合によっては流行に左右されない手持ちの服をうまくコーディネートして、無防備に購入しなくなります。
好不況を占う数字が顕著に表れるのがデパートの洋服の売上げです。
国の景気を左右するくらい私たちにとっての服装は、日常の生活と蜜着しています。
現代は衣服におけるおしゃれも多様化して、あまり強烈な流行の変化は無くなりました。
それだけに、自分の個性や美、魅力が分かっていないとセンスが光る装いができません。
不況が続く現況はおしゃれな服装センスを磨き上げるにはチャンスです。
なぜなら、高級品もカジュアルな衣類も非常に安価に手に入れられるからです。
それらを上手くチョイス、自分流にアレンジして着てみるのです。不要になった服は寄付したり、エコ活動をしているメーカーが引き取ってくれます。
自分の服装センスを上げながら社会的なエコ活動に参加するのも魅力人への道につながります。