契約書にご用心
仕事中に届いた一通のSMS
それは12月1日の昼下がり。
ケータイのメール着信音に、またいつもの広告か、と削除するつもりでふと目をやると、「Sorry, Maiko.」の文字が。
送信者の名前は、今のコンドの大家さんとの間に入っているエージェント。
SMSのメッセージは「オーナーが今月末で部屋を返して欲しいと言っているんだけど、出れる?」「デポジットは返すって言ってる」と続いていました。
は?
みたいな。
「オーナーが自分でそこに住みたいって言ってる」とか、
何言ってんすかみたいな、一瞬固まりましたが、急いで返信しました。
今月中にとか!
ていうか月末って年末!ひぃぃ!ですからね。
急に言われても探さないといけないし答えられない。
年末で業者も探せるかわからない。
ていうかこれって契約違反では?
今月の家賃返してくれたら考える!
という旨も添え。
そうしたら、
「もう新しい契約書にサインしたの?」とエージェント。
それを読んで思い出しました。
あ、まだだった。って。
さかのぼること4か月ほど前
それは契約更新日まで一ヵ月と迫ったある日。
エージェントから送られてきた急な値上げ通告から始まったドタバタ劇。
タイ人だしな~値上げするよって言ってみただけなのかもな~いいよって言ってくれたらラッキーみたいな、そんなかんじかな~とは思いながらも一応一番気になっていた物件を見に行ったら驚きのベランダの狭さに心が折れ、引っ越しもやっぱめんどくさいしお金ないしってそのまま居座ることにした訳ですが、
「契約書はあとで送ってくれるの?」
とエージェントに聞いたところ、「後で送るよ~」との返事があってから、送られてきてないのをすっかり忘れていました(◞‸◟)
つまり契約は更新されていないということで、契約違反でもなんでもなくて、引っ越さないといけないんじゃないのこれ…?確信犯かこのやろー!とか思っても後の祭りだったのでまた急いで物件検索しまくりました。
そんで、年末に業者やってるの?ていうか年末に引っ越しとかつらい!(´;ω;`)ゆっくり年を越したいよーと半泣きになりながらも、よし会社の近くのコンドに引っ越そう!と決心した訳です。
そして翌日
起きるとエージェントさんからのLINEメッセージが入っていました。
また「Sorry, Maiko」である。
なんだこのやろうと開いたら、そこには「オーナーが、やっぱりお父さんの家に住むから引っ越さなくていいって言ってる」と書かれていました。
出た!!タイ人!!です。
煮ても焼いてもタイ人!!ですよ。
こういう大事なことはもうちょっとよく考えてから言ってくれないかなあああああとか思っても無駄なのもわかっててちょっと悔しいけど、年末引っ越しはつらいからまたまた居座ることにしました。
そこでまた追加のメッセージ。
「オーナーが500バーツ値上げしたいって言ってるんだけどいい?」って。
なんかもう、疲れたというか、話すものイヤっていうか色々と面倒になって、次の契約日で引っ越ししようと心に誓い、「もう今月家賃払っちゃったから来月からでいい?」って聞いたらOKとのことだったので、値上げを飲むことにしました。。(敗北感
そして私の誕生日でもある昨日、近所のスーパーに入ってるマックでエージェントと待ち合わせて契約書にサインしてきた訳ですが、
契約日が1月2日になっていました。
なるほど、空白の4か月はなかったことになり、値上げする来月からの契約に!!みたいな。
(´;ω;`)
次の更新で引っ越しって、結局正月…(しろめ
タイは契約社会
住んでいる人は知ってるかもしれませんが、タイの賃貸物件は契約日までをコンプリートしないとデポジットが返ってきません。
だから契約が切れる日に合わせて物件を探して引っ越さないと、損をしてしまいます。
これは都合悪いからちょっと融通きかしてくんないとか、通りません。
30日以上前に引っ越す旨を伝え、契約期限日まで家賃を支払わないと、デポジットは戻ってきません。
私はうっかり28日前に言ってしまい、泣きついたものの契約書に書いてあるからとバッサリ切られて泣きながら新しい家との二重払いをしましたからねっ(´;ω;`)
タイ人だからと舐めてかかってはいけません。
契約に関しては日本よりきっちりしております。
エージェントさんにも何度も謝られたので、うちの大家さんみたいなのは多数派ではないんだろうけれど、みなさんも契約書はよく読んで、更新時も色々と気をつけましょう!!
ただひたすら自戒のお話でした…(´;ω;`)
毎年誕生日はあんまりいいことないのなんで。
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この記事を書いた人

2012年よりタイバンコクに移住
桐越舞子
秋田県能代市生まれ。 氷河期世代のフリーター育ち。 日本の生きにくさに嫌気が差しタイ移住を試みた、学歴もまともな職歴もスキルも貯金もない出戻りシングルマザー。 「まずは生活費の安い田舎でタイ語を身に着けて、バンコクで就活する!」を目標にほぼ独学でタイ語を習得。 予想外に現地での結婚・出産・破局と寄り道をしていつの間にやら二児の母になるも、無事バンコクに流れ着き現在は現地採用として働くワーママへ。 社長以外全員タイ人の小さな会社で奮闘する日々。 「海外移住のハードルを下げたい」と、移住した2012年5月にブログ(アオティーサバーイジャイ生活@タイ)を開設。タイ情報をゆるゆる発信中。
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