粉末洗剤、液体洗剤の使い分け方法とは?
ドラッグストアに並ぶ粉末洗剤と液体洗剤。
最近では液体洗剤が主流になりつつありますが、この2つの違いはどこにあるのかご存知ですか?
実は粉末洗剤はアルカリ剤がの割合が多く泥汚れを落とすのに適していて、液体洗剤は界面活性剤の割合が多く皮脂汚れの洗濯に強いと言われています。
野球やサッカーなどのスポーツやアウトドアをした後の泥汚れが目立つ洗濯は粉末洗剤がおすすめです。
ワイシャツや下着など皮脂汚れが目立つ洗濯は液体洗剤を使うと便利です。
このように洗剤をうまく使い分けることがポイントと言えます。
洗剤の入れすぎはマイナス効果
洗剤を使う場合は、必ず使用量を守ることが重要なポイント。
汚れがひどいからといって洗剤を増やしても、汚れの落ち具合は変わりません。
洗剤のブレンドも効果はありません。
逆に洗剤の入れ過ぎは通常時以上にすすぎが必要になり、すすぎのために大量の水を使います。
洗剤の使いすぎは経済的にも環境的にも利点は有りません。
洗濯時間は10分がベスト!
洗濯時間を延長すると頑固な汚れが落ちそうなきがしますが、
「洗剤と洗浄の科学」(中西茂子著/コロナ社)によると、「カーボンブラックの粒子汚れと脂質の洗浄効率の時間的変化」を測定した結果、脂質汚れも粒子汚れも最初の5分ほどは時間とともに落ちていますが、それ以降は変化がなく、これ以上洗濯しても汚れが落ちていないことが証明されています。
実験データによると1回の洗濯洗い時間は10分程度が適しているそうです。
10分以上洗った場合、洗濯水に流れ出た汚れが再付着する可能性も。
洗濯は、適切な洗剤を規定量使い10分以内で終えましょう。