【人生100年時代の働き方】人生後半に講師デビュー!自分自身の「テーマ」を見つける。

人生100年時代、これまでの仕事で培ってきた経験や業界知識を活かして、人生の後半をもっと充実させませんか? ベテランサラリーマンであれば誰でも必ずなれる「講師」になって稼ぐ方法からお話していきたいと思います。「講師でデビュー!」する方法です。
2019/08/26

あなたの「テーマ」を見つけるための方法

自分にあったテーマ探し

体験談には聞く人を魅了する力がある

「体験談」というのは、その人のオンリーワン体験であるということです。

 

あなたが、これまでに経験してきたことは、世界であなたしか体験していないのです。

 

その体験がユニークだったり、ちょっと珍しかったり、他の人が知り得ないような世界のことだったりしたら、誰でもが聞いてみたい、詳しく知りたいと思うはずです。

 

あなた自身の体験談を話すことで、あなたという人間に関心を持ってもらうことができます。

 

例えば、私の場合であれば「コーチング」というコミュニケーション手法を使って、自動車会社で、当時、下から数えたほうが早い業績低迷営業所を10ケ月後にベスト3までに改善させた経験があります。

 

こんな経験は、分野は異なっても商品販売に携わっている方であれば聞いてみたいと思うでしょう。

 

実際、私はこの経験をひとつの成功事例セミナー「事例検証!業績低迷営業所をベスト3に浮上させた成功要因の検証と分析!」というテーマで講演を実施しています。

 

おかげさまで人気セミナーのひとつになっています。

 

同じように、あなたには、あなた独自の体験がきっとあるはずです。そのことを、ありのまま話せばいいのです。

 

皆の前で話をしている講師のあなたを見ながら「へえ~、この講師はそんな経験をしてきた人なんだ」とか、「今日の話は使えそうだ」とか感じてもらうことは、聞き手の心を開いてもらうことにつながります。

 

それはこれから講師が話す内容に対しての共感を呼ぶのです。

 

現実にあった体験の話ほど聞く人に説得力があるものはありません。単に知識やスキルを身につけたいのであれば、書籍やインターネットなどを使えばいくらでも勉強することができます。

 

でも実際に経験した講師を目の前にして話を聴くということは、リアル感や臨場感が直接伝わってきてワクワクするものです。

 

自分一人で勉強しているのとは感覚が異なります。

 

このリアルな感覚が感動を呼び、人を動かすのです。

 

講師が自らに起きた実体験を、聞き手のすぐ目の前で話しているということが聴き手の心を共振させるのです。

 

自分には経験できないような体験談や、ところどころに講師の人柄がにじみ出てくるような場面を参加者は目にしたいのです。

 

体験談に加えて、聞き手がすぐに使えるような役に立つ知識やスキルを持って帰ってもらうことがセミナーの本来の目的です。たとえば、私の場合、コミュニケーション・セミナーの中で必ず4つのコミュニケーションタイプの話をするようにしています。

 

これは初めてセミナーで話をしたところ、非常に参加者のウケが良かったので毎回必ず話すようにしているものです。

 

どんなものかといいますと、人のコミュニケーションタイプには、傾向として4つのタイプがあり、まず自分のコミュニケーションタイプをテストによって知り、次に他のタイプの傾向を知り、さらにそれぞれのコミュニケーションタイプの見分け方を知ることで、各タイプの人にあった最適のコミュニケーションが取れるようになるという知識です。

 

現実的に役に立つ「お土産」を、きちんと持って帰ってもらうことが重要です。

 

この場合、新しい知識を得るということは大切なことです。でも、人の行動は、聞いたからといって、すぐ同じように行動できるものではありません。知識を実際の行動までに移していくには時間がかかるのです。

 

例えば、Aさんが「コミュニケーション・セミナー」に参加して新しい「知識」を知ることができたとします。

 

新しい知識を知ったことで、Aさんの「意識」が変わります。

 

意識が変わったAさんは、やがて「行動」が変わっていくのです。

 

新しい知識を仕入れてから行動が変わるまでは、人によって早い遅いの違いがありますが、最初に新しい「知識」を得ることが出発点になります。

 

講師という立場の人間は、新たな出発点となるべき「新しい知識」を聞き手に伝えていく役割を担っているのです。

 

新しい知識」を実際に行動に移してもらうためには、まず講師の話に共感してもらうことが前提になります。体験談というのは、いわば聞き手に共感してもらうための共感誘発薬みたいなものだと言えると思います。

「自分だけの体験」がある人や、他人の「業界」の話は聞いてみたい

経験や業界の話題で勝負

私たちが、ふだん良く使っている商品や見慣れている商品、たとえばカップラーメンやマヨネーズ、キャラメルなどの身近な商品が完成するまでを紹介しているテレビ番組があります。

 

おなじみの商品でも、あらためてその商品ができるまでのプロセスを見せられると「へえ~」となるものです。

 

また、私たちは、他人の業界に対しても好奇心や興味は強いものがあるものです。隣の芝生はより青くみえるものですし、誰も同時に異なる複数の業界に身を置くことはできないからです。

 

それがなかなか経験することができないような世界、例えば、芸能界や政界などは代表的なものでしょう。

 

ちょっと覗いてみたいと思う気持ちが、テレビや週刊誌をにぎわしているのです。

 

同様に、ユニークであるほど、他人の業界の話も耳にしてみたいと思うのです。

 

誰もが興味があるのが業界ネタということができます。

 

いつの時代でも業界ネタというのは聞き手の「へえ~」を生むものです。

 

ですから、一番身近なネタで聞き手が興味を持つものといえば、あなたがこれまで働いていた業界のネタであると言えることができます。

 

あなたにとって当り前のことでも他業界の人たちにとっては「ほお~」です。

 

他業界の人にとっては常に新鮮なのです。

(但し、企業の秘匿義務になるような情報にはくれぐれもご留意ください)

 

また、自分では特に意識していないような体験だと思っていても、他の人にとってみればめったに出会えるものではないような体験談や珍しい経験談、特殊な体験談などは、人の関心をとても強く惹きつけるものです。

 

ところが、意外に本人自身がその「価値」を分かっていないことも多々あるのです。

 

保険の営業をされておられる方は、全国で数万人もいるでしょう。でも年間優秀表彰を連続10年、連続15年と達成している人というのは、ほんの一握りに限られます。

 

また、ファシリテーションやコミュニケーション、コーチングを学んでいる人は大勢いらっしゃいます。

 

でも、コーチングという手法を使って長期低迷していた営業所をベスト3にまで改善させたという経験を持っている人は、なかなかいないものです。

 

同一の「知識」や「スキル」は、どの講師が話しても内容自体は同じものです。

 

でも、人が経験したことのないような特別な事例、珍しい体験に、その「知識」や「スキル」を結びつけて話せば、納得性があり、聞く人は強く惹きつけられるのです。

 

また、「なぜ今の仕事に就いたのか?」「なぜ講師になったのか?」「なぜ転職したのか」など、他人がトランジション(転換期)に遭遇した時に、その人自身の「感情の移り変わり」や「選択した行動」を知りたいという気持ちがあるものです。

 

これらの行動は、一人ひとり違っているものであり、それぞれその人固有の理由や事情、考え方があったわけです。

 

その人独自の本音を話すことで、聞き手は、本人が経験した感情を追体験することができ共感するのです。

人を惹きつける「体験談」

講演やセミナーでは、参加者も講師の話を聞き逃さないようにと集中しているものです。でも長い間ずっと集中していけるものではありません。

 

途中でアイスブレイクのような、ちょっと息を抜く話をすると参加者はリラックスできます。

 

そんな場合にどんな話をするのが良いのでしょうか。

 

ひとつには、講師自身が普段の生活の中で気持ちが動いた話と言うのは参加者を惹きつけます。

 

単純ですが、こんな場面で、こんな気持ちになったというような話です。

 

なぜなら、今講演をしている講師が感じたことには興味があるからです。

 

その気持ちが動いた経験談を話しながら、講師として、その日にあなたが「伝えたいこと」や「思い」をドッキングさせることができると参加者の記憶に強く残るものです。次のような経験を思い出してみましょう。

 

(1)普段の生活の中で気持ちが動いたこと(身の回りの出来事で、書籍で、テレビで、等々)

 

(2)ユニークな体験談(こんな体験をしたが、その時こう感じた、等)

 

たとえば、(1)の「普段の生活の中で気持ちが動いたこと」では、私の場合、次のような話をします。

 

それは、コーチング研修の中で伝えている経験談でもあります。

 

ある日の日曜日にマクドナルドに行った時のことです。お昼時で込んでおり注文カウンターには長蛇の列でした。並んでいると、それとなくカウンターの若いスタッフの話声が聞こえてきました。

 

「今、○○をご注文されると、ポテトMサイズが付いてきます。いかがですか?」というようなセールストークでした。

 

でもどのお客もいらないと断っているようでした。それでも彼女は一人ひとりのお客に同じように言葉をかけて進めていました。

 

すると、一瞬間が空いたので彼女のほうを見ると、彼女が身体をちょっとひねって斜め後ろの方向に目をやったのです。何かなと思って、そっちを見ると後方で店長と思われる男性が、壁の陰から彼女に向って、二コリと笑みを浮かべながら手でOKサインを出したのです。

 

すると、それを見た彼女は再び元気を取り戻し、先ほどの同じトークをふたたび繰り返し始めたのでした。

 

私はこの光景を偶然見て「あ、今、肯定したんだな」と感じたのです。

 

「肯定」というのは、コーチングスキルの一つで「相手を認める、承認する」という意味があります。

 

つまり店長の男性は彼女が断られながらも一生懸命にお客に言葉を掛けていることをじっと後方から見守っていたのでしょう。

 

そして彼女が断られてばかりいるので、「こんなんでいいのだろうか?」と不安にかられ思わず店長の顔を見たのです。

 

店長は、この時を逃さず彼女と目が合った瞬間に「肯定」したのです。

 

店長の「笑み」と「OKサイン」は、「いいんだよ、それでいいんだよ」という強力なメッセージだったわけです。

 

彼女は瞬時に理解し安心したのですね。

 

これが、上司が部下を「肯定」した瞬間の事例ということで、研修の中でお伝えしているのです。受講者の方々も大変良く理解してくれます。そして、「こういう風に、ちゃんと見ていてくれる上司ならば、モチベーションが上がるのになあ」と言います。

 

日常の中での、ほんの些細な光景ではありますが、そこにはコミュニケーション上で最も大切なやり取りが行われていたということであり、実例であることから聞き手の共感を呼ぶのです。

 

講師であるあなたが普段の生活の中で見聞きしたこと、そこで関心を持ったこと、心が動いたことは、参加者の心も動かすということです。

 

それだけ講師がどう感じたか、どう考えたかというのは、参加者も大変興味があるということです。

 

あなたも、これからは講師として、アンテナは十分に立てておくことが必要です。

 

いかがですか?オンリーワンのテーマが見えてきましたか?

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