【人生100年時代の暮らし方】シニア世代におすすめしたい、玄関周りと庭のリフォーム。

人生後半(定年後、老後)になり子どもが独立して、夫婦2人だけの生活になることが多いシニア世代。ずっと住み続けてきた家や庭にも、あちこち不具合が出たり、不便なところが目立つようになってくる時期ではないでしょうか。愛着がある家でこれからも安心して楽しく暮らすための、エクステリアのリフォーム例をご紹介します。
2019/06/12

転倒事故を防ぐための玄関周りのリフォーム

玄関周りのリフォームで転倒防止

真っ先に考えなければいけないのが、安全に暮らすためのリフォームです。

 

特に重要なのは、転倒による怪我を防ぐこと。転倒は若い人であれば軽い怪我で済みますが、シニア世代にとっては大きな事故につながりかねません。

 

玄関周りや庭での怪我を防ぐためにできるこをあげてみました。

 

まず、門扉やドアを引き戸にするだけで、出入りがぐっと楽になります。

 

元気な時には気が付きませんが、杖をついていたり足元に不安があったりすると、開き戸を開けて入るのは意外と負担になるものです。

 

また、引き戸なら、車椅子に乗っている人も介助なしで出入りすることができます。

 

ポイントは、力を入れなくてもスムーズに開け閉めができるよう扉が重すぎないものにすること、また、ハンドルの長さや位置などが持ちやすい製品を選ぶことです。

 

カタログを見るだけでなく、ショールームに足を運ぶなどして実際に触って確かめるのがおすすめです。

 

さらに、門扉から玄関まではスロープをつけるなどしてできるだけ段差をなくし、手すりをつけておきましょう。

場合によっては出入り口の位置を変更することも必要かもしれません。

 

玄関アプローチや玄関前の床面は、水はけがよく滑りにくい材質のものに替えておくとより安心です。

 

玄関アプローチに使われることの多いタイルや石材、コンクリートなどは、雨の日に危険を伴うことがあるため、加工や施工方法を工夫したり、別素材を使えないか工務店と相談してみましょう。

 

足元が暗いと転倒のリスクが増えます。早朝や夜に散歩をする習慣があるなら、玄関アプローチに沿って足下灯を配置するのはいかがでしょう?

 

ソーラータイプのものや、人が近づくとパッと灯がつく人感センサーのついたタイプを選ぶと電気代がおさえられます。

ウッドデッキがあればリビングから直接庭へ出られる

ウッドデッキでリビングから庭へ

年齢を重ねると、どうしても洗濯物干しなどの家事がおっくうになってしまいます。

 

特に2階に物干し場がある場合は、階段の上り下りがつらいと感じる方が多いようです。リビングの外にウッドデッキを設置して室内と屋外をフラットにつなげ、そこに物干し場を設ければ、短い動線で洗濯物が干せるようになります。

 

また、車椅子生活になるなどして外出がままならなくなった場合、ウッドデッキは気軽に戸外の風を感じることができるスペースとして活用できます。

 

気候の良い季節にウッドデッキに椅子やテーブルを出し、本を読んだりお茶をしたりすれば、よい気分転換になりますね。

 

さらに、ウッドデッキにスロープをつければ、そのまま庭へ出ることもできます。

 

玄関に上がりかまちがあってバリアフリーではない場合、ウッドデッキのスロープを使って庭から出入りする方が楽になる場合もあるでしょう。

庭のある生活をいつまでも楽しむためのリフォーム

今までの生活のなかで庭のある暮らしを楽しんできたのなら、これからもできるだけ長くそうした楽しみを続けていきたいものです。

 

たとえば、新築時に青々とした美しい芝生のある庭に憧れて、庭一面芝を植えているお宅も多いのではないでしょうか。

 

体が元気なうちは芝刈りや雑草の駆除、枯れた部分の張り替えといった手入れをこまめにできたかもしれませんが、体力がなくなってくると、芝の管理が負担になるという話はよく耳にします。

 

西洋芝ではなく日本芝を選べば多少は手間も減りますが、それでも一年を通して綺麗な状態を保つにはかなりの労力が必要になります。どうしても芝の緑が欲しい場合は、思い切って人工芝にするのはどうでしょう。

 

最近ではとてもリアルで丈夫な人工芝が販売されています。

あるいは、砂利を引いたり、タイルテラスにしたり、レンガを敷き詰めたりなどすれば、庭の手入れに割く時間や労力をうんと減らすことができます。

 

また、ガーデニングや家庭菜園も庭のある生活の楽しみのひとつです。

 

季節の花々や野菜が日々成長していくのを見るのは嬉しいものですが、腰痛や膝痛を抱えるようになると、草むしりや植え替えのために、立ったりしゃがんだりするのが辛くなります。

 

台の上にプランターを置いたり、壁掛けタイプのプラントボックスをフェンスなどに設置して立ったまま作業ができるようにすれば、腰や膝に負担をかけることなく花の手入れや野菜作りが楽しめます。

 

 

庭の片隅にガーデンシンクを設置するのもおすすめです。

 

水やりをしたり、手を洗ったり、道具の手入れをしたりと水を使いたいシーンはよくありますが、水道の蛇口が地面から立ち上がっている立水栓だと、使う時に腰をかがめなければいけません。

 

また、周りがぬかるんでいることもあり、しゃがんだ時にうっかり膝やお尻をついてしまって服が汚れるおそれもあります。

 

ガーデンシンクなら立ったまま水が使えるのでとても便利です。

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