これまでの知見や経験が、これからの日本を良くする
次世代のために残しておくべき「成功事例」「失敗事例」
人生100年時代に突入している今、人生後半、定年を迎えたあとにも、老後にでも、まだまだひと花もふた花も咲かすことができる時代です。
また、ビジネスマン時代とは違って、自分の時間も持てるようになり、余裕がでてきました。
その時間を、これからの次世代のために、少し使ってみませんか?
これまでの諸先輩方の経験や知見は、これからの人たちにとって、とても有益な情報です。
仕事や趣味、苦労話や貴重な経験、激レアな体験などを、これからの日本を背負う若者・後輩たちに伝えることは、これからの日本をより良い国にしていく一つの方法だと思いませんか?
10人に一人が出版する、アイスランドの国民性
世界幸福度ランキング3位。実は「超」自費出版王国のアイスランド
ここで、世界の自分史について、少し触れておきます。
アイスランドという国をご存知でしょうか?
北大西洋に浮かぶ小さな島国であるアイスランド。国土は、103,000 Km²。北海道と四国をあわせた程の面積です。
2017年の世界幸福度ランキング3位。
人口は約30万人で、人口密度が非常に低く、手つかずの自然が多く残っていて、氷と火の国と呼ばれています。オーロラや白夜は皆さんもご存じではないでしょうか。
この自然豊かなアイスランドが、実は「超」自費出版王国。
なんと、約10人に1人の割合で書籍を出版しているんです。驚きの数字ですよね。
その背景には、アイスランドの人気書籍のジャンルに、「自叙伝」「伝記」があるということ。
また、寒い気候のため家にいることが多く、読書をすることが習慣的あるのではと言われています。
国民性として、有名人でない方の自叙伝や伝記を読むという文化があるんですね。
「人生の棚卸し」は、とても楽しい時間。
人生の山や谷。起伏の激しかった部分を切り出してみる
では、日本ではどうでしょうか?
自叙伝や伝記は、有名人や著名人、歴史上の人物、偉人ばかり。
確かに、一般の人の方の平凡な生い立ちや自分よがりな自慢話などには、興味がない。
そんな自分もご多忙にもれずそういう内容なら読む気もしません。
ただ、ここで考えてみたいのは、書籍一冊分の人の自慢話ではなく、
鉄板の面白い話やこの話はよく友達にすごいね!という話なら、皆さんいくつかお持ちなのではないでしょうか。
人生の山や谷の部分を切り出してみると、
「役に立つ」「面白い」「感動する」「泣ける」「笑える」話が思い浮かんできませんか?
その話を、これから次世代の方や周りの方に残してみませんか?
そのためにも、まずは自分の人生の棚卸しをしてみましょう。
やってみると、人生の棚卸しはとても楽しい時間になります。
あの時の記憶が蘇り、楽しいことや苦労したけどやり遂げたことなど、ワクワクした時間になることでしょう。
時には、悲しい話やつらかったことも思い出すかもしれません。
ただ、それを乗り越えた今の自分や同じ境遇の方に何か伝えることがでてくるかもしれません。
ぜひ、自分の人生の棚卸しにチャレンジしてみてください。
次回は、自分史を書くことのポイントなどをお伝えできたらと思います。