【僧侶が語る・花盛り】人生100年時代に考える、日本の「精神の美」と「命の尊さ」とは

東京ではピークを過ぎ葉桜になりつつありますが、地域によってはまだ街中で桜の花が満開に咲き誇っている時期ですね。そんな儚くも美しい桜にはどんな意味があるのでしょうか?
2019/04/09

『さくら』の語源と花言葉

『桜』と言う名前の由来の一つに「さ」と「くら」と言う言葉を合わせて
「さくら」になったということが言われています。

 

「さ」とは稲の神様のことで、冬の間、山に居られた「さ」が田に降りて来られたことを示す為に

「くら」という、木の又に降臨したことを知らしめるのに咲かせた花が桜であると言われています。

 

正に「さのくら」で『桜』です。

桜の花言葉

目に見えない神様の存在を感じさせてくれる桜です。

 

花言葉は「精神の美」

 

この国のとても好む感覚でしょう、もしかしたら遺伝子レベルで
桜が咲くことを待ち遠しく、咲くとワクワク楽しくなるのかも知れませんね。

『花まつり』を知っていますか?

そんな桜の頃にお釈迦様の誕生日『花まつり』が行われます。

 

元々は旧暦(太陰暦)なので5月中頃ですが、花が盛んな頃です。

 

古今東西を問わず聖人が生まれる時には、色々な奇瑞が現れますが、
お釈迦様の時には天から「甘露の雨」が降ったと言われています。

其の再現として『花まつり』では綺麗な花で飾り、

産まれたたての姿『誕生佛』に甘茶を掛けてお祝いします。

 

『精神の美』を感じてください

因にその姿は右手は天を指し、左手は地を指して「天上天下唯我独尊」と言われたと伝わります。

 

此を間違えた解釈で「世界中で私が一番尊い」と読む方が有りますが、
正しくは「世界中でたった一人の私と言う命が尊い」と言うことです。

 

ナンバーワンではなくオンリーワンです。

 

自分を大切にすることは、周りの人を大切にするということに繋がります。

クリスマスのような盛りあがりはありませんが、花の盛りを通して 日本の「精神の美」と命の尊さを感じて下さい。